梅と桜
- Takashi Yoshino
- 2021年2月19日
- 読了時間: 2分
更新日:2021年5月2日
遅ればせながら、やっと日本でもCOVIDー19用のワクチンの接種が始まりました。
医療先進国と思っていた日本は自前のワクチンを開発できず、海外産に頼らざるを得ぬほど
後進国であった事がコロナによって、炙り出されました。
最近日本の技術力が、かなり劣化しているというニュースに接する機会が増えました。以前一位を独占していた世界技能オリンピックも、一位が取れないことを隠す様に報道されなくなりました。加えて大手メーカーによる数々の検査不正事件などにより、日本が戦後築き上げた技術力に裏打ちされた高品質というブランドが毀損されています。
安倍政権が再発足した頃から始まった、政官一体となって真実を捻じ曲げ、事実を隠蔽する
体質が産業界にも及んでしまった様にも見えます。
日本人は昔から、嘘つきは泥棒の始まりとか、正直は報われるとか大人が子供に諭して来ました。コロナ禍による、これまで目に見えていなかった、日本社会の不具合を、stay homeという家族が一緒の時間が増えた事を活かして、まず家庭から正直という日本人の美徳を実行してはどうでしょうか。
閑話休題 今週暖かさに誘われて、府中にある梅園を訪れました。満開までは後1週間程度かかりそうでしたが、それでも老梅、紅梅、白梅と順を追っての開花は梅の香りとともに視覚、嗅覚を楽しませてくれます。
一方桜は、河津桜を先陣として、これから咲き始めるわけですが、自分は古希を迎えるまでは圧倒的に桜堪能派でしたが、古希を迎えた頃郷土の森公園で満開の梅に出逢い、梅は花を見るだけでなく枝振りの素晴らしさに気付きました。今年は同じ梅園で、梅の花と枝振りをエンジョイしました。歳を取らないと見えないものもある事に気付かされました。

Comments